12月16日(土)
最後までうまくやれた。充実感はある。後は首尾をみとどけるだけ。
そしていよいよその日を迎えることになりました。


 さていよいよ作業開始です。当日3つの石臼を用意しました。 38Kg 水分15.5%、620g/Lと大粒のソバです。

  思い入れが御所でつくったソバに密度を与えます。 空挽きしないようにまず下臼にまんべんなく、講釈は楠木さん

  自然におこる笑顔がその場を祝祭空間にかえます。     私にもやらせてください。鬼追さんです。

  気持ちよく粉が排出されます。                 全員で記念写真。

  だれもが気持ちを込めて打ちます。

透明感のある麺、風味を強く感じます。噛みしめたときに甘味が広がります。
特筆すべきはこのそばのもちもち感です。それはいままでに経験したことのない食感でした。私共が特にソバの栽培に長けていると言うことはありません。やはりソバ畑の条件がよかった、豊穣が約束された土地であったということなのかもしれません。


よぉし、これでいい」。充実感、それは自分を励まし続けるという部分 。

「おいしい」の一言に充実した想いが凝縮されます。だれもがしっかり噛みしめてそばを食べます。


左:池田さんに今回畑を提供していただいた植田さんに枕を届けていただくようお願いしました。

御所のソバでつくった、どこにもないソバ殻枕を植田さんにつくろう。枕屋さんに今回のソバ畑の話しをすると、「楽しそうな話ですねぇウチのでよかったらどうぞ」と枕生地を提供していただきました。

句会のときにお世話になった鬼追さんにも来ていただきました。次のような一句を頂戴し、この集いに花を添えていただきました。ありがとうございました。

年の暮 こだわり寄りて 蕎麦を打つ

そば畑に出かける。それはちょうど小旅行に出かける感覚に似ています。そば畑が山を一つ越した奈良県側にあるという地理的条件がそうさせます。道中の時間的経過がそれを強化します。山に向かう登り勾配が気持ちを高揚させ、長いトンネルを抜けた直後、一瞬盆地が俯瞰できる峠にでたあたりで最高潮に達します。いつもと違うなにかがおこりそうな予感。そば畑には非日常の時間が流れます。そんなことが畑を特別な空間にかえます。一週間毎にソバは成長し、時間の経過が畑の表情をかえていきます。それは不思議な感覚でした。