初心者がそば畑に挑戦する場合、経験者の体験談を参考にするのが一番です。以前に泉北そば打ち同好会の渡部さんからそば栽培暦と題した播種から刈り取りまでのスケジュール表を頂戴したことがあります。
平成9年度そば栽培暦
 8月2日(土)草刈り
 8月17日(日)土起し、畦作り、播種
 9月6日〜14日 培土、追肥
 9月17日 開花
 9月20日(土)花見会
 10月25日(土)刈り取り
 11月1日(土)脱穀
 11月15日(土)乾燥、調整、粒選
 12月13日(土)製粉

品種常陸秋ソバ1Kg、幌加内きたわせ種3Kg。播種量10a当たり5Kgを目安に、8aに4Kgの種を播いた。8列畦の場合1列500g、10列畦の場合1列400g。 収穫は80Kg(玄そば)そば粉50Kgを予定。

注意事項として
1)播種は畦の8割に丁寧に均等に播く
2)元肥は不要、開花までに窒素、リン酸、カリを2:3:4の割合で追肥する。
3)畦幅は60cm、雑草抑制、倒伏防止のために着蕾〜開花までの間に培土を行う.
4)刈り取りの目安は全体の実が70〜80%黒くなった時を目安にする。
5)乾燥方法:手刈り後1週間程度棒掛けをした後脱粒する。

脱粒後、筵やシートの上で天日乾燥をして水分15%以内に乾燥する。 また土起こしのとき石灰を撒いて酸性になっている畑を中和すればよい。以上とありました。

Note
窒素(N):葉緑素の主成分で、光合成で重要な働きをする。葉や茎の成長に大切で、葉菜類には欠かせません。ただ水に溶けやすく雨で流亡しやすいので元肥えの後、何回か追肥する。

リン酸(P):果菜や根菜にとって重要な成分。生育の初期には特に重要。成長の盛んな花、つぼみには多く施肥する。細胞分裂に重要な働きをする。雨での流亡の心配はない。全量をはじめに施肥。過リン酸石灰は、施肥に混ぜたり、粒状のものを使用。

カリ(K):光合成を盛んにし、根の発育、耐寒性、耐病性を高める作用があります。根菜野菜に重要な成分で、栽培の長い種類は全期間に必要。元肥で施肥 。

窒素(N)
と同様の性質があるため栽培期間の長い種類のものは追肥が必要。

土壌PHは4.4以下では生育が著しく疎外されるが、ソバはかなり酸性土壌でも良好な生育を示し、他の穀物に比べ酸性土耐性が強い。重粘土以外の幅広い土性、土質下でも栽培でき、また気候適応性が広いことから、ソバの栽培地は広い。一方、地下水位は出芽のみならず、生育、収量にも大きく影響し、湿害には極めて弱い。また、霜に弱いため、春の晩霜、秋の初霜日を考慮し播種期を決定する必要がある。
 
ソバは痩せ地に適すると言われている。しかし、肥沃地では窒素過多による過繁茂で結実が減少し倒伏するので窒素施肥料には留意する。ソバは他の作物に比べ不溶性のリン酸を多く吸収でき、無肥下でのリン酸の利用能力が高く、カルシウムおよびマグネシウムの吸収量も多い。三要素の肥効はリン酸、窒素、カリの順で、火山灰土壌ではリン酸の施肥が重要である。


金剛山(ダイヤモンドトレール)縦走ルート。一般的なのが金剛山から紀見峠までのコースです。金剛山頂社務所→伏見峠→久留野峠→千早峠→行者杉峠→西の行者→山の神→紀見峠 そして終着点紀見峠に泉北そば打ち同好会のそば畑があります。そばの花が咲くころ多くの登山者がそば畑横の農道を通ります。