輸入小麦政府売渡価格の推移

輸入麦の政府売渡ルール検討会において示された新たな価格改定ルールに基づき、直近6ヶ月(平成21年9月〜22年2月)に売り渡す輸入麦の政府売渡価格は、5銘柄平均で-5%の引き下げとなります。


銘柄
21年10月16日以降の売渡価格
22年4月1日以降の売渡価格

対前期比

ダーク産 ノーザン スプリング

51600

49530

-4%
カナダ産 ウェスタン レッド スプリング
54640
50290
-8%
アメリカ産 ハードレッドウインター
46810
44470
-5%
オーストラリア産 スタンダード ホワイト
46820
44480
-5%
アメリカ産ウェスタン ホワイト
47460
45090

-5%

5銘柄加重平均
49820
47160

-5%

 

輸入麦の政府売渡ルール検討会において示された新たな価格改定ルールに基づき、直近6ヶ月(平成21年3月〜21年8月)に売り渡す輸入麦の政府売渡価格は、5銘柄平均で-23%の引き下げとなります。


銘柄
21年4月の売渡価格
21年10月16日の売渡価格

対前期比

ダーク産 ノーザン スプリング

67010

51600

-23%
カナダ産 ウェスタン レッド スプリング
71890
54640
-24%
アメリカ産 ハードレッドウインター
59260
46810
-21%
オーストラリア産 スタンダード ホワイト
64140
46820
-27%
アメリカ産ウェスタン ホワイト
57880
47460

-18%

5銘柄加重平均
64750
49820

-23%

 

平成21年2月24日農林水産省は政府が製粉会社に売り渡す小麦の価格を4月から平均14.8%引き下げると発表した。相場連動制に移行して以来、初の値下げとなる。


銘柄
20年10月の売渡価格
21年4月の売渡価格

対前期比

ダーク産 ノーザン スプリング

77500

67010

-13.5%
カナダ産 ウェスタン レッド スプリング
80440
71890
-10.6%
アメリカ産 ハードレッドウインター
71610
59260
-20.6%
オーストラリア産 スタンダード ホワイト
76550
64140
-16.2%
アメリカ産ウェスタン ホワイト
67200
57880

-13.9%

5銘柄加重平均
76030
64750

-14.8%

 


 
19.4売渡価格
19.10売渡価格
20.4売渡価格
20.10売渡価格
ダーク ノーザン スプリング

49270

54190

70450

77500
カナダ ウェスタン レッド スプリング
51140
56250
73130
80440
アメリカ ハードレッドウインター
47440
52170
67830
74610
オーストラリア スタンダード ホワイト
48660
53530
69590
76550
ウェスタン ホワイト
42730
46990
61090

67200

5銘柄加重平均
48430
53270
69120

76030


平成20年8月29日
輸入小麦の平成20年の政府売渡価格が決定されました。
価格改定ルールに基づき、直近8ヶ月(19年12月〜20年7月)の平均買付価格をもとに売渡価格を試算すると、主要5銘柄平均で現行価格比23%の上昇となるが、今回については、物価高騰問題を柱とする「安心実現のための緊急総合対策」の一環として引上げ幅の特例的な圧縮を行うこととし、20年10月の政府売渡価格は改定率を全銘柄一律に現行比+10%とする。


 
20.4売渡価格
20.10売渡価格
改定率
ダーク ノーザン スプリング

70450

77500
+10%
カナダ ウェスタン レッド スプリング
73130
80440
+10%
アメリカ ハードレッドウインター
67830
74610
+10%
オーストラリア スタンダード ホワイト
69590
76550
+10%
ウェスタン ホワイト
61090

67200

+10%
5銘柄加重平均
69120

76030

+10%


平成20年10月の改訂は昨年12月から今年7月までの8ヶ月間の政府小麦購入価格が反映されます。6月16日公表の5月までの輸入小麦の購入価格は1トンあたり約7万円になった模様です。
この段階で前回4月改訂時の政府売渡価格69120円を上回りました。
政府売渡価格は上記7万円に加えてマークアップ分(国産小麦生産農家への補助金25%)と港湾経費が加算されるため、20%台後半の値上げとの報道になったわけです。-080620


平成19年4月から小麦の麦価は、小麦の国際相場などの変動を反映する価格連動制に移行、過去の一定期間における小麦の買入価格の平均値に年間マークアップを上乗せした価格で国が製粉会社に売り渡されるようになりました。

マークアップ:国家貿易等の麦の制度運営及び国内産麦の生産振興に必要な経費を上乗せした価格

年間価格改訂回数: 年2回(4月と10月)

買付価格算定期間:(価格改定月の3ケ月前からさかのぼって8ケ月間)


20年4月改訂時の農水省の説明:価格改定ルールに基づき、直近8ヶ月(19年6月〜20年1月)の平均買付価格をもとに売渡価格を試算すると主要5銘柄平均で現行価格比38%の上昇となること(なお直近月20年1月の買付価格のみをもとに試算すると6割程度上昇となる)を踏まえ20年4月期の政府売渡価格は主要5銘柄で現行価格比30%の引上げとする。

 
19.10売渡価格
20.04売渡価格
改定率
ダーク ノーザン スプリング

54190

70450
+30%
カナダ ウェスタン レッド スプリング
56250
73130
+30%
アメリカ ハードレッドウインター
52170
67830
+30%
オーストラリア スタンダード ホワイト
53530
69590
+30%
ウェスタン ホワイト
46990

61090

+30%
5銘柄加重平均
53270

69120

+30%

1トン69120円の売渡価格のうち国内農家への補助金(マークアップ)は25%の16868円を占める。因に国産小麦価格は43229円/トン



5銘柄
ダーク ノーザン スプリング(Dark Nothern Spring):パン 中華麺用粉 
カナダ ウェスタン レッド スプリング (No.1Canada Western Red Spring ):パン 中華麺用粉 
ハードレッドウインター(Hard Red Winter) :パン 中華麺用粉
オーストラリア スタンダード ホワイト (Australia Standard White) :麺用粉
ウェスタン ホワイト(Western White) :ケーキ、菓子用粉


SBS制度(Simultaneous Buy and Sell)
あらかじめ、売り手(輸入業者)と買い手(製粉会社)が結びつき、連絡によって政府との間で売買同時契約を結ぶ方式。価格変動幅の制限はない。
以前は米と飼料用麦の一部でこの方式が導入されていたが、20007年から DMC 「カナダ産アンバーデュラム小麦」と「オーストラリア産プライムハード」の2銘柄で採用されている。


国産小麦の入札制度
国産の生産量は08年度83万トン、消費量の13%毎年9月に産地、銘柄ごとに翌年度の販売数量の3割の価格、販売先を入札で決める。
前年の落札価格を基準に上下7%の範囲内で入札があり、残り7割は直接の相対(あいたい)取引となる。同価格は入札で決まった価格が目安になる。