平成16年秋-17年 玄ソバ事情
17年2月14日時点での在庫分はおそば屋さんを優先して完売。2月15日より原料を米国 ワシントン州産にきりかえ販売を始めました。ワシントン州産の物性検査は水分15.2 容積重631g/Lと高レベルです。国産そば粉は新ソバが出回る10月上旬(予定)までないことになります。これでよかったのか。国産をミックスせずに販売することはお得意先と相談しながら決めたことです、そしてそのことはほとんどすべてのそば屋さんから支持をいただきました。

さて、大事なことは全国蕎麦製粉組合が打ち出した品質表示に関しての組合決議を遵守することです。そのことによって消費者の農産物に対しての不信感を払拭することができます。結果的に、関連する法律のコンプライアンス(法令遵守)にもなります。当社でもそのことを徹底したことで、社内での意思統一が確実にできたと考えます。当社では今年はみなさんにワシントン州産玄ソバのよさを知っていただくまたとない機会と考えます。そばの栽培技術は管理にあり、ノウハウの積み重ねは品質に現れます。よろしくお願いいたします。

16年10月27日より幌加内産新そばを販売開始ミックスせず100%国内産、玄ソバの引き渡しは契約数量の約25%、ただし、契約単価は履行されましたから値上げはありません。
16年10月に幌加内、沼田、和寒と契約していた原料すべてが入荷しました。ただ数量的には年間予定量の25%程度にしかなりません。ミックスするにしても量が少なすぎます。今後どうするかですが、そば屋さんとの話し合いで決めることにいたしました。結論として、入荷した玄ソバだけをつかう。高騰した国産玄そばの新規手当てはしない、新穀については引続き国産だけで販売するというものでした。(契約についての契約単価の部分は履行されたわけですから新穀について値上げはありません。)暴騰した相場を追いかければ値上げの問題が発生するし、状況からして品質は期待できそうもない。またミックスにする場合でも国産が25%の割合では納得できない。それは各お店で試していただいたワシントン産玄ソバで挽いたそば粉が国産と同等の評価であったことが影響していると思います。 -041026
新そばは10月下旬を予定(在庫の関係で中旬から下旬になる)しておりますが、はっきりしたらHPでおしらせいたします。まず最初の新ソバは幌加内になります。全体に粒は揃っていますが、今年に限っては小粒も目立ちます。水分量15.3%、容積重653g/L。-041016
各農協からの出荷量がほぼつかめてきました。幌加内は前述の21.6%、和寒も同じく20%、ただ沼田は唯一被害が少なかったところでした。理由は早刈りにあり、台風が来る前に60%の刈り取りが済んでいたとのこと。そんなことから北連は沼田農協に対して各農協に来年の播種用種子確保の要請があり、流通に回せるのは50%とのこと。-041015
半分諦めかけていた幌加内産玄ソバが10月8日に入荷しました。受け渡し数量は契約の21.6%。当社では引き続き国産そば粉は新そばで販売いたします。しかしそれにしたところで在庫がどこまで続くかが問題です。今年については今後数量を確保するための暴騰した相場での新規手当はおこないません。最終的には国産玄ソバは玄挽き用の在庫を確保した後、なくなり次第ワシントン州産玄ソバに移行する予定です。ご理解くださいますようお願いいたします。-041008
当社では10月の中旬で国産玄ソバの在庫がなくなります。それをうけて代替の原料をつかわなければなりません。国産玄ソバの優位性は品質のよさがあげられます。粒張りのしっかりした玄ソバは容積重に、また15%の含有水分は新鮮さを保持できる目安になります。代替原料の品質については国産と同等のものを選ぶ必要があります。当社では10年以上実績のあるアメリカ ワシントン州の玄ソバをそれと決めました。ワシントン州だけを使います。(2004年入荷のすべての原料の物性検査で一番いい数字だったのはワシントン州のものでした)天日乾燥、完熟した玄ソバ。自信をもってお勧めします。価格の変更、及び出荷時期については近々HPでお知らせいたします。 -041001

 北海道産玄ソバの被害状況について:-040913
 この状況は想像できませんでした。10月上旬入荷予定の北海道幌加内産玄ソバのめどがたたないことがはっきりしました。9月7日北海道に上陸した台風18号の影響は想像を絶するものでした。北海道全域にわたり被害は壊滅的でした。木が倒され、家屋が倒壊する、農協の保管庫の屋根は吹きとばされるという惨状です。収穫直前のそば畑の種子は吹き飛ばされ、茎ほうきの状態。残った茎も途中で折れて倒伏したままです。年1回ソバの収穫にたよっている農家の置かれた状況はさらに悲惨です。ソバは不作時、前年収量の7-9割を保証される畑作共済制度の対象外になるからです。現地では来年の種子の確保を最優先にするとのこと、出荷される玄ソバは前年の1割にもみたない量。当社においても契約数量の確保は絶望的な状況にあります。この状況はどの製粉会社も同じです。現在流通する国産玄ソバの7割は北海道産でまかなわれているのが現状です。この状況をうけて手当できなかった原料を本州、九州で確保しようとすれば相場は暴騰するはずです。また現実問題として北海道の収量をまかなうだけの耕作面積は日本のどこにもありません。この異常な状況のなかで国産玄ソバの手当をするのは非常な困難があります。当社の国産在庫も10月の中旬までしかありません。現在通信販売を含め今後どうするかを検討しています。

たいへんなことになりました、新そばどころではありません。
台風18号の影響は深刻、北海道の玄ソバに壊滅的被害

23年連続でソバ生産量日本一の空知地区管内の幌加内では収穫直前に台風18号の強風で脱粒し、収穫量は昨年の2割弱となる見通しであると9日きたそらち農協などの調べでわかった。9/10北海道新聞

建物の屋根を吹き飛ばすような風、ソバが耐えられるわけがありません。

無惨に打ちのめされたソバ畑、実は吹き飛ばされ箒状態

折れた茎には未熟粒しか残りません。