今年の国産玄ソバ事情は平成16年の北海道を直撃した台風被害以上の深刻な状況にあることをお知らせせねばなりません。
今年の北海道は長雨、低温、日照不足が影響し、玄ソバを含め農産物全般に大きな影響を与えました。
梅雨のないはずの北海道ですが、播種期の6月上旬からの降水量は例年の3倍にもなり、排水不良の畑では根腐れをおこし、種の蒔きなおしがおこなわれました。
播種後も天候は回復せず、日照不足でソバの生育は停滞し、倒伏が目立つようになり、また低温の影響で訪花昆虫が少なかったことで受粉率が低下し大幅な減収になりました。
当社では7月上旬から始まったJAの第1次募集でほぼ年間使用量を契約いたしました。
この募集は1週間で売り止めになりました。この時点でJAは契約の不履行、契約量未達を懸念しました。
受け渡しの時期をむかえた今、各JAからは契約数量のカットのお願いです。
産地ごとに違いがありますが、総じて50%のカットです。
因に小麦にしても同じような状況のようで、入札による北海道産小麦の小麦製粉会社への受渡しは65%のようです。
現在売り物がない深刻な状況をふまえ、全国蕎麦製粉共同組合から需要家向けに国産玄ソバについて緊急の文書が作成されました。
当社では最終の受け渡し数量が確定しておりませんのでなんとも言えませんが、おそらく来年の4月ごろまでの在庫になる模様です。

今後についてどうするかですが、値上げを含めむずかしい状況にあります。どこの製粉会社も北海道の不足分を本州で補おうと考えます。
しかし、地場消費が多く、流通量の少ない本州産で北海道の不足分を補うことはできません。
天候不順は北海道だけでなく、本州(青森、山形、茨城)も同じような状況にあり、仮に売り物があっても相場は高騰することが予想されます。
今後については、需要家のそば屋さんとご相談しながら決めさせていただくことになりますが、まずは現状をお知らせ申しあげます。
よろしくお願い申しあげます。
  平成21年10月26日

現在仕入及び在庫状況は年越し、年明け分とも十分確保しております。
当面、そば粉は従来どおり国産100%で出荷いたします。
そば粉の販売価格はJAの募集価格がベースになるため、据え置きとさせていただきます。